弓道の的の種類

弓道の的の種類を紹介しています。的得の違いやそれぞれの意味合いなどに興味のある方は参考にしてください。

 

 

近的競技で用いる的の直径

射手から28m離れた場所の的を射る近的競技では直径36cmの的を用いるのが一般的です。この直径は伝統的な寸法であり一尺二寸に相当します。尺二という呼称で通っています。

 

的絵の種類

的に描かれる模様の種類には霞的・星的・色(得点)的の3種類があります。霞的・星的を用いる競技の判定はアタリかハズレかのみであり、的の中心にどれだけ近いかどうかというのは判定要素ではありません。それに対して色(得点)的は実業団の点数制の競技で用いられます。

 

霞的

中心から順に以下の輪状に模様が塗られています。

 

  1. 中白(半径3.6cmの円)
  2. 1の黒(幅3.6cm)
  3. 2の白(幅3.0cm)
  4. 2の黒(幅1.5cm)
  5. 3の白(幅3.0cm)
  6. 外黒(幅3.3cm)

 

最も一般的な的で大学弓道以外ではこれが使われます。

 

星的

白地の中心に半径6cmの黒丸がある的です。その黒丸のことを星といいます。この星に的中することが「図星」の語源となったといわれます。

 

色(得点)的

実業団の点数制の競技で用いられる的です。中心から順に金・緑・赤・白の模様が描かれています。それぞれの得点は以下の通りです。

 

  1. 金10点
  2. 緑7点
  3. 赤5点
  4. 白3点