弓道の手の内で親指が曲がる、痛いという場合の対処法について解説しています。

 

 

何故曲がっていると駄目なのか

どうして手の内で親指が曲がっていると駄目なのかということをまず知っておいたほうがいいでしょう。これは主に二つの理由があります。

 

1. 伸ばしている状態よりも指の皮がたるんでしまい角見がききにくい。
2. 射出の力が的方向ではなく手前方向にも働いてしまう。

 

そのためうまく的に矢が飛んでいかないのです。だから親指の曲がりは治す必要があります。

 

親指が曲がってしまう・痛い原因

曲がってしまうのはおそらく力が入りすぎなのでしょう。弓に親指が負けているとそうなります。【手の内のコツ】の記事でも紹介しましたが手の内は握るのではなく、押す力とともに添えるイメージです。

 

無駄な力が入っているとそれだけ筋肉に負担がかかりますので、痛める原因になってしまいます。

 

よって弓手親指は力をいれずにまっすぐにしているのがベストです。それに対して馬手手の内の親指はかけの中で反り返っているのがベストですね。

 

弓手手の内のポイント

角見の働きは弓手手の内で重要な役割を持ちます。親指に力を入れすぎるとこの働きを殺してしまうことになるので注意してください。

 

また手の内で弓と接触する部分は虎口・天紋筋・中薬小指だけです。親指は弓の側面に触れていないのが普通ですのでそこも意識してみてください。

 

とはいっても親指を起こすことは入門者にいきなりは難しいかと思います。忍耐強くやっているうちに感覚を掴めると思うので頑張ってください。