弓道の引き分けのコツ

弓道の引分けのコツを紹介しています。

 

 

弓道における引分けとは

弓道における引分けというのは、射の基本動作「射法八節」の1つですね。射法八節については【弓道の基本動作射法八節とは】の記事で解説しています。
そのうちの1つ「引分け」というのは打ち起こした位置から弓を押し、弦を引きながら両拳を左右に開きながら引き下ろす動作のことです。

 

引分けの3種の様式

会へと繋ぐための引分けの様式は以下の3種類です。

 

1.正面に打ち起こした状態から左拳を的方向に送り腕を伸ばす。この時右腕は弦を支え、右こぶしを左こぶしの高さを同じにしながら肘を張ります。そして左腕で弓を押しながら右腕を引き下ろし次の会へとつなげていきます。

 

2.正面に打ち起こし、引分けの途中である「大三」で一度動作を止めます。一度息を安めたあと、また引き分けて会へとつなげていきます。

 

3.斜面に打ち起こした状態から弓を押し、開きながら右腕を引き下ろし会へとつなげます。

 

引分けのコツ

引分けの感覚がなかなかつかめないという人は結構いますね。引分けというより引き下ろしになってしまっている人は多いように感じます。

 

引分けるためには上記で説明した2の大三の取り方を重視したほうがいいと思います。引分けは自身の力が強すぎても弱すぎてもうまくいきません。強すぎると過度な押し返しや引っ張りになりますし、弱過ぎれば緩み矢勢がでません。

 

弓の強さの1.5倍くらいの強さをかけるのが感覚的なアドバイスになります。