弓道における服装の名前は何ていうの?

弓道の服装といえば、白い上衣に黒い袴といったイメージが一般的ではないでしょうか。しかし元々弓道は和服で行うのが一般的でした。それぞれどういった服装であり、現在はどのように使い分けられているのでしょうか。

 

このページの目次

 

弓道の服装の名前

弓道をする際の服装は「弓道衣」と「和服」の2種類。元々は和服の着用が一般的でしたが、弓道が広まるにつれてより簡素な弓道衣が生まれ、今はそちらが主流となっています。

 

現在は、試合の際には「弓道衣」、儀式や射礼といった改まった場では「和服」というように使い分けられています。大会や審査では服装が指定されていることもありますので、ご注意ください。

 

弓道衣

多くの人が弓道の服装と聞いてイメージするのはこちらの弓道衣ではないでしょうか。「白筒袖」という白色の上衣に黒または紺色の袴を合わせて帯を締め、足元は白足袋を着用します。武道の基本はすり足であることもあり、足袋は滑るものを使用するのが一般的です。

 

さらに、弦で胸を擦ってしまうのを避けるため初心者や女性には着用が推奨されているのが「胸当て」。こちらは胸の右上から左脇下にかけて装着します。

 

和服

弓道用の和服には、さまざまな色味のものがあります。普段は自分好みのものでも問題ありませんが、審査や大会などで着用する場合は正装を着用することが基本です。

 

正装では、上は男女ともに家紋付きの黒の着物を着用します。袴は男性であれば黒か縞、女性は黒または紺です。また和服で矢を射る際、男性は左袖から肩を抜いて肌を出す「肌脱ぎ」、女性は「たすきがけ」をします。たすきは白いものを使用しましょう。

 

まとめ

弓道の服装には「弓道衣」と「和服」の2種類があり、普段は弓道衣、改まった場では和服を着用するのが一般的です。大会や審査によっては服装が指定されていることもありますので、事前に確認しておくようにしましょう。