弓道の弓の種類を紹介しています。それぞれの違いについて知っておけばより自分に合った弓を見つけることが可能になります。

弓道における重要な概念「弓力」についてのお話です。弓の強さの表し方、弓力を上げるにはどうすればいいのかなどなど。
弓道の弓の強さのことを「弓力」といいます。弓力が強ければ強いほどより速い威力の高い矢を放てることになります。弓力はkgの単位で表しますが、成人男子の平均だと18kg程度です。女子の場合は11〜13kgくらいです。
昔戦国時代の弓なんかは今では考えられないほどの弓力であったといいます。(30キロ超とか)当然といえば当然で当時の日本の武士は重装弓騎兵ですから、鎧を貫通するほどの威力が求められました。だから弦を張るのにも複数人がかりだったそうですよ。だから戦記物なんかみていると弓力のことを「〜人張りの弓」とか記述されていますよね。
弓力を上げるために腕立てとかダンベルとか色々考えるかもしれませんが、一番いいのはとにかく弓を引きまくることです。弓力強化に必要な筋肉をつけるには、弓をひたすらつけるのが一番の近道ですね。無駄のない筋肉をつけることができることでしょう。
ただ弓力は上げればいいというものではありません。弓力と的中率は比例しませんからね。確かに弓力が低いとあてにくいのは事実ですが、一番は自分の筋力にあった弓で修練を積むことです。それで的中率はカバーできます。
むしろ無理して強い弓をひこうとしても肘や肩を故障するリスクが上がってしまうので注意してください。